私は過去10年以上精神疾患に悩まされ、毎月病院に通い薬を飲んでいましたが、一向に良くならない日々を過ごしていました。
いつも憂鬱で人目が怖く、外出も控えていて、消えてしまいたいと思う日々。
そんな中、あるきっかけでヨガの呼吸法を教わり、毎日続けていくことになりました。
最初は呼吸法をしながら体の部位3点を意識して締める(バンダ)が苦しく感じ、終わった後には汗をかいていて長時間続けられませんでした。
ですが、昨日よりは長く…と思っているうちに10分、また10分と時間が伸びていきました。
慣れてくると呼吸法をすることが心地よくなり、瞑想状態に入り込むようになっていきます。
目をつぶっていても空間にゆらめく光と影のようなものが見えて、「ここどこだっけ?」「ずっとここにいたい」という思いが湧いてくるようになりました。
まるで水中にいるような、軽やかでとても心地の良い感覚でした。
すると、その心地よい感覚を楽しみに1ヶ月、2ヶ月と続けているうちに、長年悩まされていた精神疾患が治っていることに気付きました。
人目を気にせず外に出られるようになり、これまでの苦痛が嘘のように穏やかな日々を過ごすことが出来るようになったのです。
無知な私は、ヨガというと柔軟体操のようなもので、社会人になって習い事として始める女性が多いという勝手なイメージを持っていました。
しかし呼吸法を教わる中で仏教の知識も教わり、ヨガはインド思想や仏教からきていた事を初めて知り、だから精神面にも効果があったのか!と合点がいきました。
数千年の歴史の中で多くの真理と法則を発見してきたインド思想や仏教には、心穏やかに生きるための叡智が詰まっています。
それは言葉による教えだけでなく、身体面からアプローチする方法あるのだなと実感した体験でした。
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